HOME>イチオシ情報>店舗やオフィスビルなど、業種、業態により使用目的や使い方が異なるエアコン

業務用空間を暖冷房するエアコンの使い方

業務用エアコン

昨今は家庭における生活の質だけでなく業務用空間でもワークライフの質を確保してアメニティーを追い求める気持ちが強くなっています。首都圏などでは地球温暖化の影響が強まってきて夏場の猛暑には出かける気力さえなくなりそうです。おかげで首都圏などではどこへ出かけても建物にはエアコンが設置されています。近年は、暑さ対策で大都市圏中心にしてタクシーだけでなく空調の効いたバスや電車などが増えているので、行き帰りも何とか熱中症にならずに移動できます。但し、家庭に設置するエアコンと比べると業種、業態により店舗やオフィスビルなどに設置する業務用エアコンの使用目的や使い方が様々です。同じスペースだからといって機種と能力を機械的に選定するようでは期待する室内環境には程遠い状態のままでしょう。

暖冷気の性質を活用して設置位置の判断

作業員

例えば、来客の多い店舗と朝夕の出退社時間帯以外、出入りの少ないオフィスビルではエネルギー負荷が桁違いに異なります。従って、中小規模のオフィスビルでは業務用エアコンの使い方が千差万別なので空調の効いた快適な空間がどこにもあるというわけでありません。年間通じて営業中の時間帯にどのような空調環境にしたいのか、検討してからエアコンの機種や能力を決めることになるでしょう。また、空調したい空間が広くなるにつれてエアコンの設置台数を増やしたり、能力をアップして対処することになりますが、設置場所次第でその効果が同じではありません。設置場所次第で暖冷房効果が十分得られるとは限らないからです。

建物の気密性と断熱性で省エネ運転の効果

エアコン

エアコンには一般的に場所を取らない天井組み込み型、家庭用と同じ壁掛け型、あるいは、床据え置き型などがあります。業務用エアコンといっても業種、業態によって暖冷房能力だけでなく、オン、オフの使用頻度に対する耐久性や一気に風量を強めた時に要求される静粛性にも気を付けて選択し、配置する必要がありそうです。配置の仕方などを建築士やエネルギー管理士などに相談してみると良いようです。彼らはエネルギーに関する知識を建物に生かす専門家ですから省エネの視点からもアイデアを出してくれるでしょう。地球温暖化防止のため省エネの必要性が高まっているので、業務用ビルについても高気密、高断熱化が必要な時代になっています。

広告募集中